【GWの家メシ】迫力「二郎系ラーメン」作ってみた 豚かたまり肉を使って、あの味を再現します!

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どこの二郎もおしなべて暴力的な見た目で、暴れん坊できれいに食べることは不可能に近い。それが魅力ではあるのですが、やはり大雑把な男のためのラーメンというイメージを与えています。

近年は女性のラーメン好きも増えたので、スタイリッシュなお店も増えたのですが、ここだけは旧時代のまま残っている数少ないラーメンとも言えます。

さて、広い人気を誇る二郎ですが、三田本店は他の店とはやはり一線を画し一段高いレベルにあると思います。それは盛り付けの美しさにも表れています。スープも透明感があり、「二郎とはワイルドで野趣あふれる料理」というイメージを覆すものです。

スープのキモは豚と野菜のうまさ

今回作る二郎風ラーメンは本店をイメージしました。やはり三田にある本店と他の店舗が違うのは、レベルの高い合格点を超える二郎をオールウェイズ出してくれること(訳:味のブレがあれど毎回それぞれうまい)。

きっとスープを担当する人の腕があるからでしょう。おそらく明確に決まったレシピがあるわけじゃないので、スープの出来具合を見ながら調整する力が求められるんだと思うんですね。三田本店には、調整役となる優秀な人がいるんでしょう。

二郎系は乳化系、非乳化系など細かく分かれるのですが、三田本店はちょっぴり乳化系。スープの味は基本的に豚肉の味ですね。その日によって入ってる肉の部位がバラバラだったりまちまちなのですが、それもいい意味で味の変化につながっているのでしょう。

二郎のスープ独特の香りは豚によるもので、さらにそこにキャベツを中心とした野菜、にんにく、しょうがが加わり、それらが一体となってスープを構成しているのだと、私は解釈しています。

鍋に水を張ったら、豚肉のかたまりと、キャベツの芯、ネギの青い部分、にんにく、しょうがを入れて、じっくりと弱火で1~2時間くらい炊きます。そうすることで豚肉の中までゆっくり火が通ります。ゆで豚の要領ですね。ということは硬水があればなおいいでしょう。

スープはどんどん炊くと、乳化系になります。二郎のスープは、いわゆるとんこつの味とは違いますよね。あのなんともいえない味わいのスープのキモは、やはり肉から出るうま味だと思うんです。スープは数時間火にかけるといいでしょう。

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