アメリカ人の「マリオ愛」がもたらした映画化成功 ゲームにはなかった物語の背景も描かれる

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マリオ役のクリス・プラット(43)、ルイージ役のチャーリー・デイ(47)、ドンキーコング役のセス・ローゲン(41)も、子供の頃からずっとマリオのゲームをプレイしてきた。「物心ついた時からやってきたから、これらのゲームがなかった時のことを思い出せない」とまで言うローゲンは、脚本を読んで、「マリオのファンが望むことが全部入っていると思った。マリオの映画がこうだったらいいのに、と思うような映画だと。純粋にファニーだし、ストーリーも良い。満足のいく映画だ」と語る。

プラットとデイも、ストーリーを絶賛。プラットは、「マリオがなぜキノコ王国にいるのかがわかったのも良いと思った。ゲームではなぜマリオとルイージがプリンセスを救おうとしているのか、説明がなかったよね。この映画では、彼らがどこから来たのか、どんな家に住んでいるのかなどが、全部語られるんだ。そのことに興奮した」と、ファンならではの視点から褒めている。このふたりにも息子さんがいて、オファーを受けるとすぐに息子さんに話したそうだ。

マリオ ザ・スーパーマリオブラザース・ムービー

(c)Universal Pictures

そしてもちろん、フィルムメーカー。「この映画はファンのために作る」と決め、任天堂の宮本茂と強い信頼関係を築いたイルミネーションのトップ、クリス・メレダンドリ(彼は1991年に息子がゲームをプレイするのを見て、初めてマリオに触れている)は、監督に、マリオのゲームの大ファンであるアーロン・ホーヴァス(42)とマイケル・ジェレニック(45)を連れてきた。

ジェレニックは、「子供時代、学校から帰ってきて、いつもこのゲームで遊んだものだ。僕はこれを、子供の頃、ゲームをしながら感じたことを映画として体験できるものにしたかった。その感情をスクリーンに持ち込みたかったんだ」と語っている。

ホーヴァスも、「僕たちが重視したのは、キャラクターと彼らの世界を忠実に描くこと。それで僕らはゲームを見直し、最もよく出てくる要素を探して、ディテールを極めた、信憑性のあるデザインを作った。観客がつい手を伸ばして触りたくなるようなものを」と述べる。

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