塩野義製薬の岩手・金ヶ崎工場が4月11日に操業再開へ【震災関連速報】
塩野義製薬は4日、東日本大震災で被災し全面的に操業を停止している岩手県胆沢郡金ヶ崎町の金ヶ崎工場が11日より操業を再開する、と発表した。東北地区の営業所も原発事故が続いている福島県の一部を除いて地元の「社会情勢や医療機関の状況を配慮しながら通常の業務に復帰」(塩野義製薬)しており、全社的にも震災の直接被害からは復旧することになる。
塩野義は、大阪・摂津工場と金ヶ崎工場の2拠点を擁している。東日本大震災で建屋と生産設備が被害を受けた金ヶ崎工場は、主要抗生物質製剤やがん疼痛治療薬を生産しており、順次生産を再開する。停電と余震の影響で約1カ月にわたる操業停止となったが、金ヶ崎工場の生産品を始め、主要製品の供給については現時点で特段の影響は出ていない、という。
(鶴見 昌憲 =東洋経済オンライン)
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