「学校に行きたくない」原因は気象病かもしれない 曇りや雨の日に「頭痛」がひどくなる子ども
地球温暖化が進み、気候変動が激しさを増している今、気象病によって学校に行けなくなっている子どもが多くみられるようになりました。学校に行きたくても行けずに、不登校状態を強いられている子どもはたくさんいるのです。また、病院に行ったものの原因がわからず、精神科に回されてしまい一向に改善しないという悪循環に陥ってしまうケースも多いです。
雨の日や台風が近づいているときに、子どもが頭痛や腹痛など体の不調をうったえて「学校に行きたくない」と言ってきたら、その言動を疑ったり、「精神的な問題」で片づけるのではなく、まず天気による影響を疑ってみてください。
我が子の不登校の原因が天気によるものであれば、対処法や治療法があります。
片頭痛に関していえば、ストレスなど複合的な要因が絡んで痛みが複雑なものになっている大人と違い、子どもの場合は天気との関係がシンプルですので、治療の効果が出やすいのです。
薬でみるみるうちに症状が改善されるケースは少なくないですし、それに連動して精神状態もたちどころに良くなります。しっかり治療ができれば先程のAさんのように症状が改善し、元気に学校に通えるようになるかもしれませんので、ぜひともお子さんを心身ともにラクになる状態に導いてあげてください。
子どもの気象病治療は「時間」との勝負
子どもにとって気象病は深刻な症状です。
気象病による弊害にはさまざまなものがありますが、子どもを治療するうえでもっとも気遣ってあげなければいけないこと。それは「時間」です。
大人であれば季節の変化なども考慮しながら気象病の症状の出方を観察することはできますが、子どもにとっての1年は、大人の1年とは比べ物にならないほどに大切です。悠長なことをしていれば、どんどん周りから置いていかれてしまいますし、その不安を感じるのは、ほかの誰でもない子ども自身です。治療が早すぎるということは決してありません。
もし治療をしながら学校に通うことが大変でしたら、昨今はオンライン授業なども充実していますので、親御さんは通信教育なども選択肢のひとつとして考えてあげてください。
我が子が不調をうったえているとき、いったい親はどう接してあげればよいのでしょうか。
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