「私は以前、不動産投資スクールに3年くらい通って不動産投資の勉強をしていました。家の価値や売りやすいエリアなど基本的な知識を得ていたので、家を買うときもそういった視点で選べたので大きな不安はありませんでした」
東京近郊県にある最寄り駅は複数路線の乗り入れがあり乗降客数も多く、駅から自宅までは徒歩10分圏内と、アクセスが良く利便性の高い土地に自宅を購入した。もしもこの先、売ることになっても、資産価値は下がらず売れやすい条件が揃っている。さらに、妻の実家から近く子育てにも安心な環境が後押しした。
「資産価値を意識していたので、マイナスにならないように徹底的に探しました。資産価値が低かったら購入に踏み切っていないですね」
物件は新築の戸建て。中古のほうが値段に対していい条件のものが多かったが、家族の過ごし方や自分たちの好みなど、いろんな要望や条件を加味したうえで新築を選んだ。
現在の査定額は、住宅ローンとほぼ同額の3800万。かんすけさんは数年に一度、持ち家を査定に出して現在の査定額を確認するようにしている。査定はハウスメーカーや一括査定サイトを活用して行うことができるため、持ち家の人は確認してみるのがおすすめだという。
・住宅ローン(戸建て):11万5000円
・食費(家族4人分):5万円
・日用品:3万円
・水道光熱費:1万〜2万円
・固定資産税:月割で1万2000円くらい
・通信費(NHK受信料含む):1万円
・子どもの習い事:1万円
・子どもの教育費:約1万5000円
・保険料(生命保険、医療保険):約5000円
・その他(家族旅行や娯楽費、衣服費など):3万~4万円
計 約30万円
節約生活を続ける中で意識してきたのは、メリハリをつけた節約と生活水準を上げすぎないことだという。
「収入が増えた分で生活水準を上げると貯蓄できないですし、一度生活水準を上げると下げるのが難しくなります。一方で、すべて無理をして節約しても、つらくなって長続きしません。わが家では節約しながらも、子どもの教育や家族みんなが楽しめる旅行には惜しみなくお金を使うようにしてメリハリをつけることで、生活が充実しました」
(構成:横田ちえ)
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