4人家族で2200万貯めた会社員「一馬力の節約術」 簡単5ステップを実践すれば誰でも貯金できる

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かんすけさんがどのように家計を見直して節約をしたか、そのコツを5つのポイントで紹介しよう。

① クレジットカードや銀行口座と連携させた家計簿をつける

家計の見直しや節約で第1に取り組むべきは、家計簿をつけてお金の流れを把握することだという。

「私はマネーフォワードMEというアプリで家計簿をつけています。クレジットカードや口座と連携して自動でお金の出入りを管理できます。今まではなんとなく把握していた『何にいくら使ったか』の明細が正確にわかるので、無駄な支出を減らそうという意識が高まりました。家計簿は節約の基礎中の基礎だと思います」

さほど無駄使いしないタイプとはいえ、家計簿をつける前は意外と支出が多くなってしまうこともあったそうだ。家計簿をつけることで使途不明金がなくなり、お金の使い方の見直しにもつながった。

家計簿をつけるうえでのポイントは、無理なく続けていける仕組みで取り組むことだという。

「仕事と子育てがあるので、労力のかかる手書き式の家計簿では続けることが難しかった。家計簿アプリは自動で記録をつけてくれるので、記入する手間や時間をかけずに家計管理できて便利でした。手動じゃなくて自動だったのが続いたポイントです」

家計簿アプリは自動的に数値が記録されるうえに、いつどこでも数字を確認できて夫婦間での情報共有もしやすい。便利なアプリを導入して、毎月のお金の流れがわかる仕組みづくりをしたことが節約の大きな一歩となった。

節約術
くらま(写真左)がかんすけさんに家族と取り組める「節約術」を聞きました。かんすけさんはTwitterインスタでも情報発信をしています(東洋経済オンライン編集部撮影)

大きな固定費の削減に踏み切った

② 車を持たない生活

家計の見直しで固定費の削減は必須である。その中で特に大きな項目が家賃や車代だが、かんすけさんは「車を持たない」という決断をして、車代を節約した。結婚後、購入費用や維持費を調べて検討したうえで判断をしたそうだ。

「例えば200万円で購入して10年間乗る場合、年に20万ぐらい。プラス維持費が年に40万と考えると、年間60万以上は浮いてくるかなと考えました」

もちろんこれは住んでいる地域にもよるだろう。かんすけさんの場合、「車を持たない」という選択をしたうえで、駅から徒歩10分圏内で電車利用しやすい場所に自宅を構えた。また、妻の実家が近くにあり、必要なときは車を貸してもらえるという環境も考慮したという。

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