◎クリアファイル
クリアファイルはプリント整理で使います。学校で2穴パンチのタイプなどが指定された場合はそれを使わざるをえませんが、閉じるまでの作業が面倒なため使わなくなる可能性があります。そうした場合は、クリアファイルをお勧めしています。科目によって色分けしておくといいでしょう。
ただし、クリアファイルでも、薄くてすぐにヘタリが出てくるものがあります。使い勝手が悪く長期間使うことが難しくなりますので、その点の快適性は重視しておきます。
◎ノート
ノートはたくさん種類があります。消耗品の一つですが、勉強では重要なアイテムです。通常は価格重視でまとめ買いで買うことが多いかもしれません。もちろん、ノートとしての機能は満たされているのでそれでも問題ないのですが、ここで少し考えてみてください。大人がノートを買うとき、デザインを見るとは思いますが、実は紙を触ってみてその感触も無意識のうちに受け取っている可能性があります。
勉強に気持ちが向かう大きなきっかけに
筆者が「子ども手帳」を出版する際、どのような紙を使うと子どもは触りたくなるか、めくりたくなるかという調査を出版社としました。それが功を奏したのかは証明できませんが、触りたくなる、めくることにストレスがないという紙質の傾向は確かにありました。
ですから、できれば購入する際に、何種類かノートの紙をめくってみて、感覚的にどれがいいか選択する際の基準にしてみることもよいと思います。
以上のように、子どもにとって毎日使う“商売道具”を選択することは勉強する以前の重要なことだと思っています。勉強するのは気が進まないけれども、文具を買いに行くのは比較的楽しいことで行動しやすいため、行動の歯車を回すことができます。
その際、親は選択肢の提示をするのみで、最終的な決定権は子どもに与えてあげてください。自分で選択することは、それこそが自主性そのものです。
こうしたことが、勉強に気持ちが向かう大きなきっかけになることもあるのです。その後、自主的に勉強に向かっていく可能性がぐっと上がっていくと思います。
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