英語の学び直しに｢最適な参考書｣はこう見極めよ 自分の目標のレベルを欲張らないのが重要

今やアプリやオンライン教材で学べる時代だが、項目によっては紙の教材のほうが便利な場合もある。

英語学習には紙の教材のほうが便利な場合も多い

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今やアプリやオンライン教材で学べる時代だが、項目によっては紙の教材のほうが便利な場合もある。教材の選び方や私が評価する教材を紹介したい。

もしかすると、あなたは「この歳からやっても遅いのでは？」などと、心のどこかで思ってはいないだろうか。結論としては、今からで間に合うし、意味がある。実際に、40〜50代から学び直して、仕事で英語を使い活躍する人は、たくさんいる。他方、挫折してしまう人もいる。この違いはどこにあるのだろうか？

目的と目標を設定

大人の英語学習で大切なことは、目的と目標を、明確かつ適切に設定することだ。ポイントは、目的を考える際には「自分が英語を使っている姿」を解像度を上げてイメージすること、目標については、レベルを欲張らないこと。

あなたが英語を仕事に生かしたいのであれば、業務のどの場面で、どの技能が必要なのか、内容は何なのか（会議で資料を使って報告する、部下と面談をするなど）を明確にする。ネイティブ並みの発音や流暢さ、語彙力を目指す必要はない。あくまで、あなたの仕事上必要なコミュニケーションが取れればOKである。

まずはリーディング。基礎的な英単語を知らなければ始まらない。「膨大な数の英単語を、今から覚えられるだろうか……」と、不安になるだろうが、心配は要らない。単語本を1冊しっかり読み込んで、あとは本番で使ううえで新たに知った単語をストックとして増やしていけば、対応できる。

仕事で英語を使う場合、業界の専門用語が繰り返し登場し、すでになじみのある言葉も含まれる。本番で知らない単語は翻訳サイトで調べることもできる。

『新装版 TOEICRテスト® スーパー英単語』がよい。TOEICの英単語は、仕事でも使われるものが多いため、効率的に語彙のベースを築くことができる。