メイコーは宮城、福島工場の被害甚大。復旧の見通したたない【震災関連速報】
プリント回路基板大手メーカーメイコーの東日本大震災の被災状況は深刻。東北拠点の3工場のうち、福島、宮城の2工場で操業停止が続いている。
宮城工場(宮城県石巻市重吉町)は津波による被害が甚大だった。設備の倒壊や土砂の堆積が著しく再稼働の見通しは立っていない。また、従業員390人のうち、2人死亡、4人が安否未確認と人的被害も大きい。
福島工場(福島県双葉郡広野町)でも、原発事故の避難勧告の対象範囲内にあることから、工場に立ち入りができない状況。復旧の見通しは立っていない。
今回の被災によって生産能力の低下は必至。福島、宮城両工場は売上高の約12%を占める。現在、メイコーは神奈川工場や稼動を再開した山形工場、中国の広州・武漢両工場での代替生産を急いでいる。
(伊藤 崇浩 =東洋経済オンライン)
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