5代目プリウス「月額課金」で乗る独自仕様の正体 購入なら納車待ち1年以上だが、少し待つだけで

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2番目は、ハードウェアのアップグレード。「これまで新車注文時にしか装着できなかった機能を後から追加できます」(高橋主管)というように、一部の安全機能の追加が可能なのだ。

たとえば、ブラインドスポットモニター、パノラミックビューモニター、それにステアリングヒーター。KINTOで扱うプリウスUグレードの設計ゆえだ。

3番目は、コネクテッドドライブレコーダーの搭載。走行データをもとに、運転の特徴などを診断。「より安全に運転できるようにアドバイス」が受けられるという。

4番目はコネクテッドカーケア。クルマの使用状況に合わせて「最適なタイミングで」入庫の案内がされるそうだ。

プリウスUグレードの特徴は、1.8リッターのハイブリッドパワートレイン。新型プリウスが2リッターの新エンジンをメインにしているのに対して、1.8リッターを唯一使うモデルだ(タクシー用「X」グレードを除く)。

KINTOでしか乗れない「U」に乗ってみた

KINTOでしか乗れないプリウスUグレードってどんなクルマだろう。私は試乗もしてみた。

「Z」とか「G」グレードは、112kWの最高出力と188N・mの最大トルクをもつ1986ccのエンジンと、206N・mの最大トルクをもつモーターを搭載。

「U」グレードのエンジンは1797ccで、72kWと142N・m。組み合わされるモーターの最大トルクは185N・mとやや控えめだ。先代のモータートルクは163N・mなので少し上がっている。

2リッターに比べると、数値でやや劣るものの、市街地で乗ったときに体感的には不足感はほとんどない。

走り出しは、従来のプリウスと同様、モーターのトルクを使って力強く加速する。エンジンが始動してからは、加速の伸び感に、2リッター車と1.8リッター車ではちょっとちがいを感じる。

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