5代目プリウス「月額課金」で乗る独自仕様の正体 購入なら納車待ち1年以上だが、少し待つだけで

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ノア/ヴォクシーにも搭載の1.8リッターハイブリッドユニット。非力ではないが、トルク感があって、しかもサウンドもなかなかよい2リッターのほうがクルマ好きへのアピール度が高いのは事実。

1.8リッターはしかも、高速領域はそんなに得意でない印象で、加速も頭打ち感のようなものがある。それでも、市街地とかその周辺で乗るには、まったく問題ない。

燃費も、2リッター車がリッター当たり28.6キロ(WLTC)であるのに対して、1.8リッター車は32.6キロ。排気量を抑えたぶん、見返りがちゃんとある。

感心するのは、足まわりの設定だ。乗り心地が快適なのが印象に残る。シート表皮がファブリックしか選べないものの、逆に、よくたわんでくれて、乗り心地のよさに貢献しているかもしれない。

シャシーの素性のよさは、1.8リッターでも、2リッターの「Z」とか「G」と変わらない。そのため、ステアリングホイールを切ったときの動きなどは、すなおで、先代とは明らかに一線を画す。

5年ならボーナスなしで月額4万6350円

「U 」グレードのインテリアは合成樹脂に囲まれていて、まあ、“味”は薄いけれど、割り切れれば問題ないはず。

KINTO Unlimitedのサブスクでは、前輪駆動モデルで、5年契約、ボーナス月加算なしで月額4万6350円。7年にすると月額4万4110円だ。ボーナスを併用すると、月額1万6610円のプランまである。

この料金には、自動車保険や自動車税、車検やメンテナンス費用や消耗品交換費用も含まれている。

東洋経済オンライン「自動車最前線」は、自動車にまつわるホットなニュースをタイムリーに配信! 記事一覧はこちら

KINTO ONEで2リッターエンジンのパワフルなプリウス「G」を契約すると、5年のボーナス併用なしで月額6万3250円と、2万円ちかく高くなる。

ただし(というか)KINTOを使うには「喫煙」「車両の改造」「競技走行」は不可。そこまではいいとして、「ペットの乗車」も認められていないのがハードルと感じるひともいそう。

申込金として24万円少々払うと、月額4万4440円(Uグレード前輪駆動)で乗れていつでも解約できる「解約金フリープラン」なるものもある。これも意外に使い勝手がいいかもしれない。

小川 フミオ モータージャーナリスト

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おがわ ふみお / Fumio Ogawa

慶應義塾大学文学部卒。複数の自動車誌やグルメ誌の編集長を歴任。そのあとフリーランスとして、クルマ、グルメ、デザイン、ホテルなどライフスタイル全般を手がける。寄稿媒体は週刊誌や月刊誌などの雑誌と新聞社やライフスタイル誌のウェブサイト中心。

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