「デート1回6万円」30代男性が成婚しない根本原因 仲人が考える結婚の成否決める「ポイント4つ」

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その答えを聞いて、さとるは4度目のデートを終えたときに「真剣交際に入りませんか?」と聞いてみた。ところが、さゆりは答えを濁してきた後、こんな提案をしてきた。

「次の週末、1日一緒に過ごしませんか?」

聞くと、自分が好きなキャラクターのいるアミューズメントランドに行こうという。自分が好きな場所で1日過ごすことで、彼との相性や未来の可能性があるかどうかを見たかったのだろう。

そして、そのデートの後でさゆりは交際終了を出してきた。さとるにとっては、真剣交際に進めることを期待してのデートだったので、失望感はかなり大きかった。

さとるは、言った。「交通費、そこで1日遊んだお金、食事代、すべて僕が出したので、6万円くらいはかかったんですよ。せこいことを言うようですが、真剣交際に入る答えをもらえたのなら生きたお金だったけれど、この結果じゃ、お金を捨てたような気持ちです」。

仲人見でいえば、真剣交際を一方が申し入れてきたときに、そこで相手が即答で了承しなかった場合、そのカップルが結婚までたどり着く可能性は低い。

成婚に必要な4つのこととは?

結婚は、“運”、“タイミング”、“覚悟”、“決断”が双方で合致したときに成り立つと、私は思っている。

結婚できる相手に出会えるかどうかは、“運”だ。いわゆる“ご縁”という目には見えないもの。だから、失敗をしてもあきらめずに出会い続けていく。そうしないと、運は巡ってこない。

運よく出会うことができ、お付き合いが始まったときに、お相手が結婚を決めるスピードと自分が決めるスピードが一致しないと、気持ちはズレていく。この“タイミング”が一緒だということは、相性が合っているのだ。今回のさとるとさゆりのケースは、ここがズレていた。

また、結婚したところで、未来に何が待っているかはわからない。結婚してみたら、思いもよらなかった不幸な出来事が待っているかもしれない。しかし、そんな未来のことを心配していたら、結婚なんてできない。私はこの人と結婚して、幸せな未来を紡ぐ! そんな“覚悟“がないと、結婚できないのだ。

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そして、その覚悟を持ったら、「結婚する」という”決断“を下す。

婚活で結婚相手を見つけたいなら、お見合いでは“可もなく不可もなし”の相手は選ばないこと。交際に入ったとき、動けない相手にはさっさと“交際終了”を出すこと。真剣交際をこちらが打診したときに前向きな答えを即答できない相手とは結婚は難しいこと。これは、ぜひ覚えておいてほしい。

鎌田 れい 仲人・ライター

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かまた れい / Rei Kamata

雑誌や書籍のライター歴は30年。得意分野は、恋愛、婚活、芸能、ドキュメントなど。タレントの写真集や単行本の企画構成も。『週刊女性』では「人間ドキュメント」や婚活関連の記事を担当。「鎌田絵里」のペンネームで、恋愛少女小説(講談社X文庫)を書いていたことも。婚活パーティーで知り合った夫との結婚生活は19年。双子の女の子の母。自らのお見合い経験を生かして結婚相談所を主宰する仲人でもある。公式サイトはコチラYouTubeも開設。

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