逆風が続く米国株と日本株。「利上げ転換」が見えてくれば、浮上のきっかけになるかもしれない。
日本株|コロナ沈静で業績向上、相次ぐ来期の利益続伸
「FRB(米連邦準備制度理事会)が利上げ姿勢を鮮明にする足元の市場環境を見ると、株価は今より10〜15%下がる可能性を覚悟しています。ただ、もう少しすれば利上げが落ち着き、株価は上向くはず。そのための仕込みはつねに考えています」。そう語るのは、億円単位の資産を動かす個人投資家のTさんだ。
米国株投資歴が30年にも及ぶTさんは、アップル株を2ドル(3月6日終値は153.83ドル)、フェイスブック(現メタ・プラットフォームズ)株も30ドル(同184.90ドル)で購入、テンバガー(株価が10倍以上に成長した銘柄)を中心に資産を築くなど、市場の長期成長を武器に、相場の荒波を乗り越えてきた。
Tさんが言うように、世界の時価総額の6割を占める米株価は、利上げの逆風で足踏みが続く。つられて日本株もボックス圏が続いている。
しかし市場の現状をつぶさに見ていけば、日本株の強さと米株の回復という構図が浮かび上がる。
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