多様な金融商品や銘柄に同時に投資ができ、リスクヘッジを図ることも可能だ。
混迷が続く株式市場で投資の成果をあげるためには、日本株だけでなく、米国株も選択肢に入れた”二刀流”を考えてみたい。足元では両市場とも一進一退が続くが、いまが「仕込み場」と捉えれば、仕込んだ結果のリターンは「ダブル」で享受できるだろう。
3月13日発売の『週刊東洋経済』では、「株の道場 米国株&日本株」を特集。『会社四季報』春号(3月17日発売)の最新予想に加え、『米国会社四季報』の作成ノウハウを生かし、日本株・米国株の最新ランキングなどを多数掲載。「お宝銘柄」を発掘するノウハウをお伝えしている。その特集の中から、米国株ETFについての記事をお届けする。
簡単に分散投資
日本の証券会社を通じて買える米国株の個別銘柄の数は5000〜6000銘柄程度あり、この中からどの銘柄に投資したらよいか迷う人がほとんどだろう。そこでお勧めなのが、ETF(上場投資信託)への投資だ。
ETFは投資信託の一種だが、特徴は、ETFそのものが株式市場に上場している点だ。証券取引所を通して自由に売買ができ、リアルタイムで価格が変わる。
米国上場のETFは、個別株と同様に1株から購入でき、為替・売買手数料もかかる。取引時間内であればいつでも売り買い可能だ。銘柄数は約2000で、代表的な株価指数であるS&P500やダウ平均、商品市況に連動するものから、特定の業種セクターやテーマの上場株で構成されるETFまで多種多様だ。
メリットは、細かな個別銘柄分析が不要で、同時に簡単に分散投資ができること。例えば、米国株全体に連動するVanguard Total Stock Market ETF(VTI)を購入すれば、全米国株に投資したのと同様の分散効果が得られる。指数連動型のETFであれば、指数に連動したリターンが狙える。
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