『会社四季報』最新号の独自データを基に、来期も大幅増益が予想される企業をランキングした。
混迷が続く株式市場を見る上では、多角的な視点が必要だろう。そこで、従来の日本株投資だけでなく、米国株も選択肢に入れた”二刀流”を考えてみたい。足元では両市場とも一進一退が続くが、いまが「仕込み場」と捉えれば、仕込んだ結果のリターンは「ダブル」で享受できることになる。
3月13日発売の『週刊東洋経済』では、「株の道場 米国株&日本株」を特集。『会社四季報』春号(3月17日発売)の最新予想に加え、『米国会社四季報』の作成ノウハウを生かし、日本株・米国株の最新ランキングなどを多数掲載。「お宝銘柄」を発掘するノウハウをお伝えしている。その特集の中から、四季報予想を基としたランキングをお届けする。
1位はEV向け好調の芝浦機械
足元、勢いがついている会社はどこか。
四季報予想を基に本業の儲けを示す営業利益が前期比でどれだけ伸びたか、増益率が高い順にランキングした。
過去2期と今来期の増収率が15%以上などの条件もつけた。
1位は芝浦機械で、増益率は111.5%と2位以下を大きく引き離す。同社は成形機などを手がける機械メーカー。
今2023年3月期は原材料高が痛手となったが、来期は市場が急拡大するEV向け電池セパレーター用成形機の伸びや原価高の価格転嫁が利益を押し上げる見通しだ。
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