日本郵船のYAMATAIが積んだ146トンの救援物資が八戸港に到着【震災関連速報】
海運大手、日本郵船の100%子会社・日之出郵船が運航するモジュール船「YAMATAI」が27日午前8時、八戸港に到着した。到着セレモニーで、青森県の三村申吾知事ら県関係者が出迎えた。同日午後に救援物資をトラックに積み替えて陸揚げを終え、28日中に青森県、岩手県、宮城県の各被災地に届けられる。
同船は、日本経団連とともに立ち上げた「第1回救援物資ホットライン」の協力企業や日本郵船のグループ企業、全日本海運組合、NPOが提供した救援物資146トンを積んで24日に神戸港を出港。27日昼ごろの到着を目指したが、実際は予定よりも早く着いた。
主な積み荷は、食品(米、レトルトカレー、インスタントラーメン等)、日用品(乾電池、マスク、トイレットペーパー等)、ベビー用品(おむつ、粉ミルク等)、女性用品、衛生用品などで、標準的なコンテナである20フィートコンテナ24本分。トラックに換算すると10トントラック16台分に相当する。
YAMATAIは当初、ヘリコプターの洋上基地として活用することを政府に申し入れていたが、緊急性に鑑みて救援物資の輸送に充てることにした。
モジュール船とは、重量物運搬船のうち、自らは荷役装置を持たないRORO(ROLL ON/ROLL OFF)船のうち、超浅喫水の船型で台車等の自走で重量物を積み卸しする船のこと。
救援物資を提供した企業、団体名は以下の通り(50音順)。旭硝子、アサヒビール、今治造船グループ、エヌエープラニング、オオツキ、オーシャン貿易、神菱システム、川崎重工業、キサ運輸、菊正宗酒造、ケイテック、神戸製鋼所、コスモ石油、三洋商事、四国旅客鉄道、ジェイテクト、住友化学、積水化学工業、積水化成品工業、全日本海員組合、高島屋、大幸薬品、中日本高速道路、デュポン、東海旅客鉄道、日新、日本経済研究センター、日本救援衣料センター、日本貨物航空、日本コンテナ・ターミナル、日本コンテナ輸送、日本生命、日本たばこ産業、日本ハム、日本包装運輸、長谷商会、八馬汽船、ヒカワマリン、ブロードネットマックス、プチファーマシスト、今治造船グループ、三井化学、郵船港運、郵船商事、郵船ナブテック、郵船不動産、ユニエックス、和光堂。
(山田 雄一郎 =東洋経済オンライン)
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら