1位は何駅?新幹線「始発・終電時刻」ランキング ダイヤ改正で三河安城がついに「人並み」の駅に

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東海道新幹線「N700S」(編集部撮影)

3月18日、JR各社がダイヤ改正を行う。これに先立ち1月25日に発売された2023年2月号の時刻表で新幹線や在来線の特急列車の時刻が発表された。

新時刻が掲載されている東海道新幹線のページを見ると、そこには衝撃的な数字が出ていた。静岡発新大阪行の「こだま763号」の三河安城を出発する時刻がこう記されたのである。

「659」

この記事を目にした読者からの「だからどうした」という声が聞こえてきそうだが、時刻表探検家という珍妙な肩書で、時刻表についてあれこれ書かせてもらっている筆者は「東海道新幹線の駅で唯一朝イチの電車が7時台だった駅に、ついに6時台の電車が!」と驚いた。

関東から西へ向かう「のぞみ」に乗車する人にとって、名古屋に到着する前に「列車は三河安城の駅を定刻通りに通過しました」という車掌のアナウンスで耳にすることがある三河安城。日本の鉄道輸送の大動脈である東海道新幹線の駅にもかかわらず、この駅はぞんざいに扱われている(※注 個人の見解です)。

三河安城に朝6時台の列車がようやく登場

現在のダイヤでは朝イチの列車が7時台で、終電は22時台(岐阜羽島も終電は22時台だが、始発は6時台)。さらに東京方面へ向かう朝イチの「こだま」に乗った場合、浜松で「ひかり」に乗り継ぎ、到着するのが9時09分。岡山を朝イチに出る「のぞみ」の東京着が9時18分なのでその差はわずか。名古屋を朝イチに出る「ひかり」は8時12分と1時間ほど早く東京に着く(時刻はいずれも2023年3月17日までのダイヤ)。

そんな三河安城についに、朝6時台の電車が設定されたのはめでたいことだ。そこで、2023年3月18日以降の新幹線の時刻表から新幹線各駅の初電(朝イチの電車)と終電の時刻をピックアップ。朝イチの新幹線が早い駅、遅い駅、最終の新幹線が早い駅、遅い駅、朝イチの電車から最終の電車までの間が長い駅を調べてみた。

調査対象は、東海道、山陽、九州、西九州、東北、北海道、秋田、山形、上越、北陸の各新幹線の駅の定期列車。東京駅の最終電車は、23時45分に到着する「のぞみ64号」とするなど、その駅止まりの列車も最終列車としてカウントした。

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