入江慎也、自粛時に刺さった相方・矢部太郎の言葉 「地に足つけてできることから頑張ったらいい」
――清掃業者としての入江さんの強みはどういうところですか?
やっぱり顔を知っていただいているから、全く知らない方を家に入れるよりは安心感があるとおっしゃる方も多いですね。そこはちょっとアドバンテージがあるかもしれないです。
あと、何か問題があったときに僕らの会社は叩かれやすいと思うんですよ。だから人一倍気をつけないといけないですし、そこが安心材料になるのかもしれないです。
――清掃業者の方は黙々と作業をするイメージがありますが、入江さんの会社では「トーク0円」を掲げていて、お客さんと話をすることもサービスの一環にしているそうですね。
そうですね。キッチンとかの掃除をぺちゃくちゃしゃべりながらやっていくのは楽しいです。あと、お客様の方からもいろいろ相談をされたりしますね。掃除のやり方について聞かれることもありますし、芸能関係の話を持ちかけられることもあります。
「息子がこういう事務所にスカウトされたんですけど、入江さんはどう思いますか?」とか。あと、企業のオフィスを清掃しているときに「ウチの会社の忘年会で◯◯っていう芸人を呼ぶことはできます?」って言われたら、その事務所の社員さんを紹介したりすることもありますし。本当にありとあらゆる相談をされますね。
――入江さんは、社員の方にもSNSで発信をした方がいいというようなアドバイスをされているそうですね。
そうですね。とにかく「裏方だと思わないでほしい。見られてると思ってやってくれ」とは言ってますね。タレントをやっていたことを無駄にはしたくないんですよ。タレントって常に見られる仕事だから、そういう意識が大切だということを社員には教えています。
――たしかに、タレント業以外の仕事でも見られているという意識を持つことは大事かもしれないですね。
そう思いますよ。ただ何かをやっているだけの人と、誰かに見られているとか必要とされていると思ってやっている人とでは差が出てきますよね。
――SNSで発信をした方がいいというアドバイスもその一環なんですね。
思ってることは伝えなきゃ伝わんないですからね。今だったらnote、Instagram、TikTokとかいろいろなSNSがあって、基本タダじゃないですか。お金がかかるんだったらお金の問題になっちゃうけど、お金がかからないんなら、空いている時間にどんどんやった方がいいんじゃない、っていう話はしています。
あと、僕自身がずっと日記を書いているので、社員にも日記を書いた方がいいよ、とは言っていますね。何年後かに見たときに、自分が成長しているかどうかがわかりますから。
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