入江慎也、自粛時に刺さった相方・矢部太郎の言葉 「地に足つけてできることから頑張ったらいい」

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――入江さんは清掃会社でアルバイトとして1年働いた後に独立されて、今では東京以外の地方にも支店がいくつか作られていて、順調にお仕事が広がっているように見えます。短期間でそれだけの急成長ができた理由は何ですか?

やっぱり最初に目標を決めたっていうことじゃないですかね。会社を立ち上げたときから、東京の1店舗だけで終わろうとは考えてなかったです。各都道府県に広げたいとは思っていました。

あと、僕のところで修業する子たちがみんな独立を希望していて、いつかいなくなることはわかっていたので、僕も常に次のことを考えなきゃいけなかったんですよね。それで目標設定もどんどん変わってきました。偉そうなことは言えないですけど、清掃業界全体がもっと盛り上がっていったらいいな、とは思います。

――清掃業界では具体的にはどういう課題があるんですか?

人材不足ですね。ありがたいことに僕の会社は大丈夫なんですけど、業界全体では人手が足りなくて困っています。もっと入ってくる人が増えたらいいなとは思っています。

――今後の目標はありますか?

信用
『信用』(新潮社)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

自分がどれぐらいのことができるかわからないですけど、どんどん会社を大きくしていって「入江がやっているから自分も清掃業をやってみようかな」っていう人が増えてくれたら嬉しいですね。

あと、何か自分にしかできないサービスを生み出せたらいいなと思います。それが何なのかは今はわからないですけど「これ、入江が作ったらしいよ」って言われるようになりたいです。本にも書いたんですけど、自分が忘れられるのが一番怖いので、「入江、がんばってるらしいよ」ってみんなに思ってもらえるようにがんばりたいです。

あと、これまた難しいですけど、応援できる側の人間になりたいですね。今までめちゃくちゃ応援してもらったので、誰かを応援する側になりたいです。そうなるためには度量も器も必要ですし、もちろんお金もなきゃいけないですし、難しいとは思いますが、そこを目標にしています。

ラリー遠田 作家・ライター、お笑い評論家

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らりーとおだ / Larry Tooda

主にお笑いに関する評論、執筆、インタビュー取材、コメント提供、講演、イベント企画・出演などを手がける。『イロモンガール』(白泉社)の漫画原作、『お笑い世代論 ドリフから霜降り明星まで』(光文社新書)、『教養としての平成お笑い史』(ディスカヴァー携書)、『とんねるずと「めちゃイケ」の終わり〈ポスト平成〉のテレビバラエティ論』(イースト新書)など著書多数。

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