「保育園・幼稚園がイヤ!」で困ったときの絵本5冊 入園前の「不安やドキドキ」が「ワクワク」に

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『ゾウのともだち フンパーディンク』
『ゾウのともだち フンパーディンク』(ショーン・テイラー 作、クレア・アレクザンダー 絵 、青山 南 訳、マイクロマガジン社)書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

舞台は保育園。ある日、新しい子が入園してきました。なんとゾウの子、名前はフンパーディンク。

子どもたちはフンパーディンクと遊ぼうとしますが、うまくいきません。なぜなら、着せ替えごっこをしようとしたら服は小さすぎるし、かくれんぼでは大きすぎて隠れる場所がないのです。あげくに、みんなのすべり台をこわしてしまい、フンパーディンクはしょんぼり。でも、みんなはいいことを思いつきます。

子どもたちは、体が大きくて、みんなとうまく遊べないフンパーディンクとどうすればいっしょに楽しく遊べるか考えます。自分たちと異なる者を排除することなく理解し、受け入れる――そんな子どもたちの柔軟さを描いています。

大人にも読んでもらいたい

この作品には大人は登場しません。保育園の先生も出てこないのです。自然に仲良く遊べるようになる子どもたちの世界には、大人のものの見方や価値観は不要なのです。

マイクロマガジン社こどものほん編集部は、本書の思いを伝えてくれました。「この絵本に出てくる子どもたちの軽やかさ、心の自由さは、われわれ大人がいちばん足りないものなのかもしれません。子どもたちが新たな環境に飛び込んでいくための優しい処方箋、のみならず、多くの大人たちにも読んでほしい絵本です」。

お子さんといっしょに読むときに、「どうしたらうまく遊べるかな」と話しながらページをめくってみてください。お子さんの素直な考えが聞けるのではないでしょうか。読みながら、こんな楽しい園を想像すると入園も楽しみになるでしょう。

子ゾウが表情豊かに、とても愛らしく描かれています。ゾウが好きな子どもは多いと思いますので、小さなお子さんにも楽しめる絵本です。

『ゾウのともだち フンパーディンク』から
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中村 文人 児童書作家

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なかむら もんど / Mondo Nakamura

経済系出版社で書籍編集の仕事に従事するかたわら、絵本、児童書の執筆を行う。著書に『コロッケ先生の情熱! 古紙リサイクル授業』(佼成出版社)、『おもしろ“紙学” リサイクル/エコ/防災』『仏像“ここみて”調査隊 奈良編/京都編』(くもん出版)など多数。2017年よりフリーランスの書籍編集者として活動を開始。編集企画シーエーティー、CATパブリッシングの代表を務める。日本児童文芸家協会会員。

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