「保育園・幼稚園がイヤ!」で困ったときの絵本5冊 入園前の「不安やドキドキ」が「ワクワク」に

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比較や競争はひとまず置いて、小さいときだけでも、こんなゆったりとした自然の中で、動物と触れあう体験をしてもいいのでは、いや、するべきではないかと思わせてくれる作品です。こんな楽しい幼稚園なら、子どもたちは「かえりたくない!」「もっとあそぶ~」と、ぐずるかもしれません。

お子さんに読み聞かせをするとき、動物の名前を覚えたり、遊びのお話をしてあげたりするのもいいでしょう。この作品からお子さんは、きっと幼稚園は楽しいだろうなとワクワクしてくれるはずです。

入園が待ち遠しくなる1冊

「保育園の絵本があまりなくて、やっと見つけました。親子で心の準備ができました」「園庭の遊具や、お部屋のおもちゃも細かく描かれていて、娘はディテールに夢中! 入園が待ち遠しいようです」と読者から感想が寄せられるのが、ロングセラー『ほいくえんのいちにち』(おかしゅうぞう 文、かみじょうたきこ 絵、佼成出版社)

ほいくえんのいちにち』
『ほいくえんのいちにち』(おかしゅうぞう 文、かみじょうたきこ 絵、佼成出版社)書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

登園から外遊び、お散歩、お昼ごはんにお昼寝など、保育園で過ごす1日の様子がていねいに描かれています。

先生が子どもたちに接する様子などもリアル感たっぷり。親御さんにも子どもたちが園でどのように過ごし、どのように楽しんでいるのかが理解できると思います。集団生活に不安を感じているであろうお子さんに、「保育園ではこんなことをするんだね~」と絵を見ながら、いっしょに読むとよいのではないでしょうか。

各場面には、いろいろなおもちゃや生きものが描かれています。クマのぬいぐるみがいくつあるか、どんな生きものが出てくるか、などページの隅々まで見て、ゲーム感覚で読んでみるのも楽しいでしょう。

車いすの子や、親のおむかえのおそい子たちの様子も描かれています。これまで生活とは異なる園での生活が親子で学べる絵本です。

「細かな絵を見ながら、親子で会話がはずみます。お仕事に復帰するパパ・ママや入園前のお子様の不安がワクワクに変わるといいなと願っています」。出版元の佼成出版社児童書編集部からは、このようなコメントが寄せられました。

『ほいくえんのいちにち』から

最後は、「子どもたちの優しさ、純粋さに心打たれた」と読者から声が寄せられる絵本『ゾウのともだち フンパーディンク』(ショーン・テイラー 作、クレア・アレクザンダー 絵 、青山 南 訳、マイクロマガジン社)

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