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富士フイルム、iPSベンチャー買収の"深謀" 買収の狙いは「再生医療」だけではない

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ところが、iPS細胞を使えば、この問題は解決できる。同細胞は人体細胞そのものであるため、有効物質の発見が大幅に楽になる。そのうえ、副作用なども見つけやすくなる。遺伝子疾患についても、患者の体細胞から作ったiPS細胞を培養すれば、比較的簡単に病状を再現できるようになる。

さらに、実現に長い期間が必要な再生医療と違い、創薬支援への応用は短いスパンで拡大していける。いちよし経済研究所の山崎清一・首席研究員は「iPS細胞はがん化のおそれがあるため、再生医療に応用するには安全性のハードルが極めて高い。一方、創薬支援への応用は化学物質スクリーニングの試薬としての販売。規制などのハードルは低く、すぐにでも拡大が見込める」と解説する。

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