複雑になった「住宅ローン控除」失敗する人の盲点 「控除額の計算方法」に変更があり要注意

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さらに、下図のように申告書第一表に計算明細書で求めた住宅ローン控除額を書きうつします。 第二表へは、居住を開始した年月日などを記入してください。

下図④については、マイホームが特別特例取得に該当するときは、「令和4年8月1日居住開始(特特)」と記入、特例特別特例取得の場合は、居住開始年月日の末尾に(特特特)と記入しましょう。

 (上の図表の紫の矢印は、前の図表の③から伸びている線の続きです)

申告書を提出! あとは還付を待つだけ

すべての記入を終えたら、次の書類を添付して提出します。

自分ですらすらできる確定申告の書き方 令和5年3月15日締切分
『自分ですらすらできる確定申告の書き方 令和5年3月15日締切分』(KADOKAWA)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

e-Tax(インターネットを使った電子申告システム)を使っているときは、登記事項証明書、売買契約書、借入金の末残高等証明書などはPDF(イメージデータ)で提出することができます。

確定申告期間中は24時間利用可能。e-Taxの申し込み方法については、下図を参照ください。

あとは税金が還付されるのを待つだけです。

(構成:前窪明子)

渡辺 義則 公認会計士・税理士

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わたなべ よしのり / Yoshinori Watanabe

中央大学商学部卒業。外資系監査法人、経営コンサルタント会社を経て、現在、渡辺公認会計士事務所所長。中小企業の経営・税務の指導に当たるとともに、株式公開、相続対策セミナーの講師などを担当し、幅広く活動。著書に累計90万部を突破したシリーズ『自分ですらすらできる確定申告の書き方』(KADOKAWA)がある。

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