複雑になった「住宅ローン控除」失敗する人の盲点 「控除額の計算方法」に変更があり要注意
申告の際には、下表の書類を用意しましょう。会社勤めの方の場合は、年末調整後にわたされた「給与所得者の源泉徴収票」も必要です(提出は不要)。
夫婦がお互いに連帯債務者になっているときは、「(付表)連帯債務がある場合の住宅借入金等の年末残高の計算明細書」もご用意ください。
申告書と計算明細書については、主に①最寄りの税務署で入手、②国税庁のホームページからダウンロード、③ネットを使って申告書を作成後、プリントアウトなどの方法で手に入れることができます。
③は、国税庁ホームページの「確定申告書等作成コーナー」にアクセスして必要事項を入力し、申告書を作成する方法です。スマホやパソコンなどを使って作成でき、入力も簡単なので、おすすめです。
確定申告の期間は、令和5年の2月16日(木)から3月15日(水)まで。ただし、還付申告をする場合は、2月16日以前でも受け付けています。また、期日に遅れても、提出できる日から5年間は還付申告(請求)をすることが可能です。
事例でわかる、住宅ローン控除の申告の仕方
ここからは、新築マンションを購入した人の事例をみながら、申告書の記入方法について解説していきましょう。
申告の際は、まず「計算明細書」の書き込みから始めます。
お手元に「売買契約書」「登記事項証明書」(新居を管轄する法務局で取得)、「借入金の年末残高等証明書」(金融機関から10月ごろに送付)をご用意ください。
売買契約書を見て、契約日、土地と家屋の購入価格を調べ、次に登記事項証明書で土地と家屋の広さ、不動産番号などを見ます。なお、床面積については、必ず登記事項証明書を見て、正式な床面積を記入するようにしてください。
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