「内村さまぁ~ず」復活!3人が築いた偉大な功績 さまぁ~ずと内村光良がこれまで歩んできた道

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私がよく覚えているのは、2007年末に『さまぁ〜ず×さまぁ〜ず』(テレビ朝日系)に内村がゲストとして登場したときのことだ。『内村プロデュース』のDVD発売記念・特番の告知を兼ねた出演だったのだが、少し緊張しているように見えた。

すでに『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)がレギュラー放送されていたとはいえ、まだ「露出が少なくなった」というイメージが残っている時期でもあった。加えて、「後輩の番組に内村がゲストとして招かれる」という光景そのものが珍しく、こちらが身構えてしまったところもあったのだろう。

翌2008年から個人で『THE THREE THEATER』(フジテレビ系)、コンビで『ザ・イロモネア』(TBS系)のレギュラー放送がスタート。そこから、NHK『紅白歌合戦』で司会を務めるような国民的なタレントになっていったのは周知の通りだ。

2組はバラエティーのトレンドの先駆けだった

昨今、内村とさまぁ~ずの歩んだ道は、バラエティー番組のトレンドになっていると見ることもできる。

『内村プロデュース』のフォーマットは、MCの有吉弘行をメインとし、若手や中堅の芸人がコントや大喜利に挑戦する『有吉の壁』(日本テレビ系)へと引き継がれた。

また、2006年にスタートした『内村さまぁ~ず』(2月から『内さまワールド』)は、無料で視聴できるインターネット配信番組の先駆けとなったバラエティーだ。

現在、『スピードワゴンの月曜The NIGHT』や『チャンスの時間』(ともにABEMA)、YouTubeチャンネルなどでの芸人の露出は当たり前になっている。だが、2006年当時はまだ一部の若手芸人が「GyaOジョッキー」(無料動画配信サービス「GyaO」の番組枠)に出演しているぐらいだった。

さらに最近では、さまぁ~ずと内村のように他事務所同士でタッグを組んだ番組も登場している。具体的には『バナナサンド』(TBS系)、『満パンスター2023 -さらば&三四郎が3月にライブすることだけ決まっている番組-』(テレビ朝日)、『ハラチョコ バチバチTV』(同系)などだ。

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