知らないと出遅れる「ChatGPT」台頭のインパクト AIの最前線を知り尽くす東大の松尾豊教授に聞く

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――この分野に手を打つべき具体的な企業はありますか。

本来的には通信キャリア大手のようなところです。ほかにも、NECとか富士通といったIT系の伝統的な企業がやってもいいだろうし、IT関係でなくてもキーエンスのような(高収益の)大手企業が取り組んでもいい。もっと小さい会社でも投資ができるはずです。

――なぜ日本企業はこうした大きな技術進化のトレンドに機敏に動けなくなったのでしょうか。

経営者がここまでAIの動向を理解するのは難しいからでしょう。普通にDXをやって技術動向をわかってる人たちが「これは対応しないとまずい」と思うレベルなので。今の日本の一般的な経営者の技術やデジタルのリテラシーからすると、危機感を持つところまではかなり遠いという感じです。

――さきほどホワイトカラー全員に影響すると言われました。企業の対応とは別に、個人としてどういうアクションを取るべきだと思いますか。

どんどん使ってみたらいいと思います。APIも公開されたし、エンジニアはいろんなことが試せます。自分で技術を勉強して、いろんなサービス作ってみたらいいんじゃないでしょうか。

言葉を上手に扱えるAIが出てきた。さあ、何を作りますか?という感じです。

武山 隼大 東洋経済 記者

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たけやま はやた / Hayata Takeyama

岐阜県出身。東京外国語大学国際社会学部モンゴル語専攻卒。在学中に西モンゴル・ホブド大学に留学。2021年東洋経済新報社に入社し、現在ゲーム・玩具業界を担当。

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