長引く「コロナ後遺症」で病院行脚した人の気づき しつこい「頭痛」に悶絶、最後は意外な診療科へ

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実は、グルテンを控えてと言われたあと、クリスマスだけは解禁して息子はケーキやパンを食べまくりました。すると、翌日わかりやすく頭痛が悪化したのです。グルテンについてはどの病院でも言われることではないようですが、うちの息子の症状には影響があるようなので、我が家はしばらくはグルテンフリー製品を取り入れ、グルテンを減らした生活をする予定です。(写真:筆者撮影)

今回、自分が病院をあちこち行ってみてわかったのは、病院によって後遺症治療の知識にかなり差があること、そして治療法の共有が病院間でしっかりされていないことでした。まだ治療法が学術的にはしっかり解明されておらず、臨床現場のみで認識されている段階だからだと思います。

1つの病院で諦めない、病院の発信などもチェック

私はしつこくいろんな病院を行脚しましたが、この現状では、「ひとつの病院で『後遺症の治療は難しい』と言われて諦めた。でも生活への支障が大きくて辛い」という人も多いのではないでしょうか。そんな懸念もあって、私はこの記事を描くことを決意しました。

とはいえ、「地方に住んでいるから後遺症に詳しい病院を探すのは難しい」という方もいると思います。でも、病院によってはオンライン診療を行っているところもありますし、先生によっては、SNSなどで治療法について熱心に発信されています。実は、私もSNSを通じて、こういった先生のひとりと直接DMでやりとりをしたこともあったのですが、真摯に温かいアドバイスをいただき、精神的に本当に救われました。

情報を探す際は、「コロナ後遺症」でSNSを検索してみてください。ただし、高額で悪質な後遺症治療をする医療機関もあるようなので、保険診療で受けられる病院やそういう病院が推薦する人の発信をチェックするのがオススメです。

ちなみに、マンガで紹介したBスポット療法(EAT)は、日本で生まれた方法。なので、今でも海外より日本のほうが処置してもらいやすいようです。そして、後遺症治療に漢方薬が有効であることを考えると、日本が漢方に保険が使える国だというのは、後遺症治療という点でラッキーだったな、と思ったりしました。

ただし、漢方の知識は医者によってかなり差があるようなので、漢方に詳しい医師や病院を選ぶ、というのもひとつの手だと思います。病院によっては、そういった情報もサイトなどで明記してあります。

というわけで、今回のつかれないヒントは……

新型コロナ後遺症がなかなか治らない……

後遺症治療は病院によってその知識と経験にかなり差がある。
1つの病院がダメでもあきらめないことが大事。
受診するなら、後遺症患者の診察経験が多い病院を選ぶのがオススメ。
この連載にはサブ・コミュニティ「バル・ハラユキ」があります。ハラユキさんと夫婦の問題について語り合ってみませんか? 詳細はこちらから。
ハラユキ イラストレーター、コミックエッセイスト

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はらゆき / Harayuki

雑誌、書籍、広告、Webなどの媒体で執筆しつつ、コミックエッセイの著書も出版。2017年から約2年間バルセロナに住んだことをきっかけに、海外取材もスタートさせる。著書に『女子が踊れば!』 (幻冬舎)、『王子と赤ちゃん』(講談社)、『オラ!スペイン旅ごはん』(イースト・プレス)、この連載を書籍化した『ほしいのはつかれない家族』(講談社)など。この連載のオンライン・コミュニティ「バル・ハラユキ」も主宰し「つかれない家族をつくる方法」を日々探求、発信中。ハラユキさんのHPはこちら

 

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