2023年度からは京浜東北・根岸線の営業列車にシステムを搭載して通常走行時のデータを蓄積する。営業運転ともなれば朝から晩まで運転するため、昼間、夕方、夜などの明るさや、晴れ、曇り、雨、雪など天候が異なった状態でのデータが取れる。「今まで以上にさまざまな場面に遭遇することになる。きちんと検知できるか、あるいは何もない場面で誤検知をしないか。データを積み重ねて検知機能の性能を見極めたい」と菊地所長は意気込む。
将来の実用化に向けた課題は「機器をどこまで小型化できるか」だという。データの解析は想像以上に多くの処理が必要となる。まず列車の走行にともなって発生する車両の振動による画像の“ぶれ“を除去する必要がある。画像がぶれていると障害物を正確に検知できなくなるおそれがあるためだ。大量のデータ処理を行うとなると機材は大型化せざるをえない。
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