異次元ではない「確かな少子化対策」が身近にある これからは「地方自治体の役割」が一段と重要に

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岸田首相の「異次元の少子化対策」という言葉に「?」の人は多いかもしれない。そもそも「異次元」でなくてもできる対策が身近にある(写真:ブルームバーグ)

1月5日、時事通信社の新年互礼会に出席してきた。

2021年、2022年の2年間はコロナ禍で中止や人数制限を行っていたそうだが、今年は来客も多士済々であった(なにしろ筆者が呼んでもらえたくらいだ)。しかも、立食パーティーが復活していた。久々に食べた帝国ホテルのローストビーフは、やはり美味でありましたぞ(笑)。

パーティー会場がずっと「ざわざわ」していたワケ

この新年互礼会、ときの総理大臣がかならず出席して挨拶することが「売り」になっている。今年もちゃんとお見えになりましたよ、岸田文雄首相が。

ところが壇上に上がるときに、大きな「黒いバインダー」を手にしておられる。瞬間、いや~な予感が走りましたな。案の定、総理は長々と原稿をお読みになる。しかも、前日4日の総理記者会見とほとんど同じ内容である。「異次元の少子化対策に挑戦する」という例の一節も飛び出しましたな。

以前の小泉純一郎首相や安倍晋三首相は、「紙」なぞは持たずに壇上に立ち、当意即妙なパーティートークで会場を大いに沸かせたものであった。

しかるに、総理の後に壇上に立った新聞協会長や経済団体長も同様に「紙」付きだったから、会場はざわざわしたままで「み~んな聞いてない~」モードであった。どうやら長らくパーティーが「自粛」されている間に、わが国のパーティー文化は劣化してしまったようである。

それはさておき、問題は「異次元の少子化対策」である。別に「異次元」である必要はないと思うが、岸田首相は少子化問題に本腰を入れるようだ。1月6日には小倉將信・こども政策担当相に対し、3月末までに具体策をまとめるように指示し、1月中に新たな検討会の初会合を開く。そして6月の「骨太方針」には、子ども関連予算の倍増を決めるという。

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