加入したら自民党応援?医師会の知られざる裏側 年会費は42万円!所属のメリットとデメリット

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開業医になると、医師会に所属するかどうかを考えることになります(写真:polkadot/PIXTA)
大学病院で最先端の治療と研究に明け暮れていた松永正訓医師を、突然の病気が襲った。脳動脈瘤が判明、もう夜勤や長時間の手術を伴う勤務はできない。必死のジョブハンティングは実らず、自ら「開業」するしか道はなかった。借金し、クリニックの場所を決め、スタッフを雇い、さまざまな備品を揃える。そしてもうひとつ必要なのが、医師会に加入するかどうかを決めること――。孤軍奮闘の開業記をユーモアを交えてつづった新刊『患者が知らない開業医の本音』から、抜粋して紹介する。

医師会をめぐる誤解

開業医になると、医師会に所属するかどうかを考えることになる。一般の人は「医師会」=「開業医の集まり」=「圧力団体」と思っているようだが、そんなに単純な話でもない。

ぼくは医学生の頃に、何かの本を読んでいて「医師会には適正配置委員会というものがあって、開業をするときは委員会の指示にしたがって、すでにあるクリニックの近隣には開業できない」みたいな文章を読んだことがあった。

例えば、徳田虎雄先生が率いる徳洲会病院は、当地の医師会とバトルを繰り広げているみたいな記述も読んだ。しかしこういったことは(少なくとも千葉市では)まったくない。

厚生労働省が公表している2020年の医師・歯科医師・薬剤師統計によると、全国の医師数は33万9623人。それに対して日本医師会に加入している医師は約17万人なので、加入率は50%強である。

医療情報サイト「m3.com」の日本医師会会長(2021年当時)のインタビュー記事によると、「会員のうち半分強は勤務医」だそうだ。「医師会」=「開業医」というのは誤りである。

では逆から見るとどうなるのか? つまり開業医のうちどのくらいの割合で医師会に加入しているのであろうか。

2020年の日経メディカルのアンケート調査によれば、約90%が医師会に入っている。これはなかなかすごい組織率だ。東京では加入率がかなり低いという記事を以前に読んだ記憶があるが、今はどうなのだろうか。

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