ヤマト運輸が東北全県で、ゆうパックは青森・秋田・山形各県で、宅配便の取り扱いを再開【震災関連速報】

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ヤマト運輸が東北全県で、ゆうパックは青森・秋田・山形各県で、宅配便の取り扱いを再開【震災関連速報】

ヤマトホールディングスの宅配便子会社、ヤマト運輸が21日12時より岩手県、宮城県、福島県での宅配便の取り扱いを再開した。ヤマト運輸は20日までに被災地の茨城県全域や青森県、秋田県、山形県の東北3県での宅配便の取り扱いを再開しており、今回の措置で、東北全県での再開になる。

一部店舗を除いた127店の直営店に荷物を持ち込めば全国に送ることが出来る。東北6県以外からは「営業店止め」で荷物を送ることができ、荷受人は営業点に取りに行けば荷物を受け取ることができる。受付時間は青森県、岩手県、宮城県、福島県が午前8時~午後5時。秋田県、山形県が午前8時~午後5時。着払いや時間指定、クール便、コンビに受け取りなどは対象外。全国から東北6県へは通常より7日~10日間、東北6県からの発送は通常より2日~3日程度、日数がかかる。

ヤマト運輸は18日午後3時より青森県、秋田県、山形県の東北3県全域での宅配便の取り扱いを再開。これら東北3県の103店の直営店への荷物の持ち込み、同店での荷物の引き取りが原則で、青森県は8時~17時、秋田県と山形県は8時~18時の時間帯で荷物の持ち込み、受け取りが可能となっていた。秋田県下の秋田市、横手市、能代市、山形県下の山形市、天童市、米沢市、鶴岡市では、通常の集荷や配達も18日に再開したほか、20日からは秋田県下の潟上市でも通常の荷物受配送を再開していた。21日からは青森県下の青森市、弘前市、黒岩市、平川市、五所川原市、秋田県下の男鹿市、南秋田郡、山本郡の三種町や八峰町でも通常の集荷・配達を再開した。

また、日本郵政傘下の宅配便会社、郵便事業株式会社(日本郵便)は20日午後3時にゆうパックの最新状況を発表した。

青森県、秋田県、山形県宛ての荷物を100サイズ(長さ、幅、厚さの合計が100センチメートル以内の荷物)に限り、引き受けている。保冷便や代金引換、日時指定便や、ゆうメールは引き受けない。灯油、ガスボンベやそれらを含む器具は対象外。通常に加え1週間程度を要する場合があるために野菜や卵などの生産食品や賞味期限の短い食品も引き受けないが、常温で20日以上の賞味期限がある食品は引き受ける。

20日から、日本郵便の全国支店にある「ゆうゆう窓口」で引き受けている。対象となる支店は青森県の10支店、秋田県の11支店、山形県の11支店。23日からは東北6県、茨城県を除く全国の郵便局窓口でも引き受ける。戸口への集荷は行わず、コンビニでの取り扱いもしない。窓口で留め置いた荷物は、荷受人が取りに来るまで10日間、保管する。

被害の大きかった岩手県、宮城県、福島県、茨城県での荷物の発着は依然「引き受け停止」。
(山田 雄一郎 =東洋経済オンライン)

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