身近な病気で失明も意外と侮れない「目の不調」 失明の原因は「緑内障」が4分の1とトップだ

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(出所)『視力を失わないために今すぐできること』

上の画像を、できるだけ画面を持った手をのばし、目から離して見てください。アインシュタインが見えたら、あなたは遠くがよく見えるということです。ハリウッド女優のマリリン・モンローが見えたら、近視で遠くが見えない可能性が高いです。

目に近づけるとアインシュタインが見えるなら、近眼の可能性が高く、遠くでアインシュタインに見えていたのに近づけてモンローが見えるなら老眼の可能性大です。

モンローの画像が優先的に見えた人は…?

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この画像は細い線ではっきりと描いたアインシュタインと、ぼんやりと濃淡でぼかして描いたモンローを重ね合わせたもの。

屈折視力が合っている人は細部が確認できるのでアインシュタインに見え、焦点が合っていないか、網膜機能が悪い人は細部が見えないので、ぼんやりとしたモンローの画像が優先的に見えます。

これには網膜などの目や脳の機能も関係します。網膜が情報をこまかく分析し、脳にも問題なければアインシュタインが見えて、焦点や網膜などの目や、脳に異常があれば、モンローに見えてしまうわけです。

POINT! きちんと見えているかどうか簡単にチェックできるおもしろ画像
深作 秀春 眼科専門医、深作眼科院長

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ふかさく ひではる / Hideharu Fukasaku

神奈川県横浜市生まれ。米・独で研鑽を積み、白内障や緑内障などの近代的手術法を次々と開発。米国眼科学会理事を務め、眼科殿堂選考委員、学術賞審査委員などを歴任。それまで不可能とされた眼病の新しい治療法の開発や多くの革新的眼科手術法の開発により、国際眼科学会最高賞を20回受賞。2017年には、世界最高の眼科外科医に贈られる「クリチンガー・アワード」の欧米以外の医師では初めての受賞者となった。現在は世界最高のスーパードクターとして25万件の手術実績を有し、日本中だけでなく世界中から患者が治療を求めて来院する。他方でプロ芸術家でもあり多摩美術大学大学院を修了し日本美術家連合会員という画家としての一面も。

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