転職経験者に聞く｢入社して良かった｣トップ30社 30万件のクチコミが示す｢超優良企業｣はコレだ
ここからは、転職者から高評価を受けた企業に特徴的な「クチコミ」を紹介していきましょう。
職場環境、希望条件、知人の評判、キャリア視点がカギ
転職者から高評価を受けたトップ30社のクチコミを見てみると、入社条件として、「年収アップ」のほか「公正な評価制度」「希望する勤務地」「ワークライフバランス」「フルリモート制度の有無」といった希望条件が挙げられる傾向が目立ちました。
自身が求める働き方や職場環境などの希望条件が叶えられた転職の場合、おすすめできると評価するようです。
また、新卒採用とは異なり、転職となると、知人からの紹介や社員クチコミで自身の希望条件と照らし合わせている様子もうかがえました。
企業が転職者を満足させ、自社での活躍を推進するには、求職者が叶えたい希望条件をどれだけ提供できるか、期待値とのすり合わせがポイントと言えそうです。
「友人や色んな媒体の情報から、日本のメーカーでは、働きやすさ、待遇、将来性で、トップレベルでバランス良くベストな会社だと感じたため。これから色んな環境変化の中でも、自分の持てる能力の全てを使い、この環境を全力で維持、向上させていきたい」（旭化成、事務系、男性）
「会社都合による転勤がなく給与がそこそこいい。開発販売している商品が好きで、それを広める仕事ということでとっつきやすいと思った。技術職で入社する場合、自分の得意とする技術分野をしっかりと語れるように整理しておく必要があると思います。中途採用しかいないので新入社員用の教育はほとんど無く、自分で聞いていかないと何も知らないまま時が過ぎる」（マスワークス、アプリケーションエンジニア、男性）
「入社を決めた理由はOpenWorkでのクチコミが良かったこと。知り合いが入社しており、風通しがよさそうな会社だと思ったこと。自分のキャリアを存分に生かせると思ったこと。給料がよさそうだったこと」（オートデスク、バックオフィス、女性）
一方で、職場環境などの「働きやすさ」ではなく、「自身の市場価値向上につながるか」というキャリア視点でのコメントも、上位企業には多く見られました。自身のキャリアを会社に預けるのではなく、キャリアオーナーシップを持つ人材が増えてきていることを表す象徴的なコメントだと言えます。
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