東京23区「保育園に入りにくい駅」ランキング2022 実は「待機児童ゼロ」でも高倍率の区がある

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保育園に入りにくい駅ランキング

ワースト1位は、江戸川区の篠崎駅で、0歳児人口は450人と都区部有数の需要があるにもかかわらず、0歳児定員は35人と少ない。結果として、認可保育園倍率は約12倍となり、東京23区で「保活最難関」の駅となった。

ファミリー層に選ばれやすく激戦区に

ワースト1位から4位までの駅(篠崎・西葛西・一之江・平井駅)はすべて江戸川区に位置している。江戸川区は都心へのアクセスが良好なわりに家賃相場が比較的落ち着いているため、3LDKなど広めの物件を好むファミリー層に選ばれやすい。その結果、保活激戦区の駅が多発しているようだ。

江戸川区はワースト15駅に7駅がランクインしており、どの駅でも認可保育園倍率は高い。独自の保育ママ制度で0歳児保育をサポートしているが、区全体の保育ママ定員は270人で、同区の推計0歳人口の4619人に対して絶対的に足らないので、十分に機能しているとは言いがたい。

ワースト2位の大田区もワースト15駅に4駅(矢口渡・池上・大森町・雑色)が入っている。このほか、世田谷区の成城学園前駅や足立区の竹ノ塚駅など、外周部のファミリー居住地で倍率が高い。中央区や江東区などのマンション建設で急増した駅も注意が必要だ。駅単位に確認することを推奨しておきたい。

ランキングデータ作成方法に関する補足説明
・2022年10月時点各行政区により公表されていた最新データを基に作成しており、 2022年11月現在の速報版となります。
・町丁目ごとの0歳児人口は、 各区役所が上記時点で公表している最新データを利用しています。
・一部、町丁目ごとの0歳児人口を公表していない自治体については、 行政区単位の0歳児人口の合計を町丁目ごとの0歳児を含む年齢別人口の値を基に按分推計し算出しています。
・駅単位の集計に関しては、 当社が独自に定めた駅(実質同一駅を一つにしたもの)を起点に垂直二等分線で各駅間を分割し生成した駅の最寄りとなるエリアごとに0歳児定員、 ならびに0歳児人口を集計し、 各指標を計算しています。
・今後新設予定の保育園情報も一部含まれます。
・認可保育園ならびに区が定める基準を満たす保育サービスを提供し、 専用施設を有する認定こども園、 独自基準施設、 地域型保育事業なども調査対象に含めています。
・各保育施設の0歳児定員については区が公表する数値がある場合はそれらを利用しておりますが、 一部未公表の施設などは当社が独自に調査したものが含まれています。
・東京23区「0歳児が保育園に入りにくい」駅ランキングは、定員超過数200人以上の駅に限定し集計しています。
*調査結果の詳細はこちら
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