ダイトーケミックス子会社の岩手・大槌町工場は早期復旧困難で一部製品の供給に支障生じるおそれ【震災関連速報】
大阪を地盤とする中堅化学メーカー、ダイトーケミックスは18日、連結子会社で食品添加物や工業用薬品などを製造する岩手ケミカル(岩手県上閉伊郡大槌町須賀町)の操業停止が長引く見通しとなり、一部製品の供給に支障が生じる可能性があると発表した。
岩手ケミカルが被災した岩手県大槌町は、巨大地震による津波によって町全体が壊滅的な被害を受けた地域。ダイトーケミックスは現地従業員について、全員の無事を確認した。ただ、工場の詳しい状況については18日午後時点でも確認が取れていない。
現地従業員も大半が避難生活を強いられているもよう。ダイトーケミックス本社もまだ現地に人員を派遣できていない。いずれにしても、早期の操業再開は難しい。岩手ケミカルが生産する食品添加物などの製品供給ができない状態が続く。
「東洋経済オンライン」は現時点で下表の予想を変更しない。しかし、今後の業績にはネガティブな影響を受けることはほぼ間違いない。ただ、その詳細などについての算定は現段階では難しい。今後、詳細な情報が入り次第、順次予想を見直す可能性がある。
(武政 秀明 =東洋経済オンライン)
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