豪華なのは客室の設備ばかりでない。車体は東武初のアルミニウム合金製。床部分の厚さを130mmにして客室の静粛性向上を図った。有料座席特急の営業列車で初というVVVFインバータ制御を採用。交流モーターを編成の6両すべてに搭載した全電動車で、編成出力3600kWのハイパワーを誇る。
東武日光線の新鹿沼駅以北には急勾配が連続する区間がある。デビュー当時を知る車両管理所主任の泉川友彦さんは「明らかに急勾配の区間に入っていても、ラクラクと加速をするのは、いまでもすごいと感じます」と話す。
外開き式のプラグドアは、開くときは45度の角度で外側にせり出し、スライドする仕組み。車両カタログによると「戸袋部を無くすことによる気密性向上および車体外面と扉と平滑化する」目的で採用した。が、特殊な構造だけにメンテナンスの苦労も多かったようだ。
関係者以外はまず見ることができない車両の一面も。「ソフトで優雅」な印象のボンネットの内側には、制御機器のほか、運転室の空調や列車無線に関係する機械がびっしり取り付けられている。前照灯・尾灯の裏側も見える。メンテナンスのためになんとか大人1人が入れるスペースではあるが、ここでの作業はとくに夏場は大変そうだ。
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