商船三井が国際救援物資の無償輸送の受け付けを決定【震災関連速報】

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商船三井が国際救援物資の無償輸送の受け付けを決定【震災関連速報】

海運大手の商船三井は、海外から日本への救援物資の無償輸送を受け付けることを18日に決定した。商船三井は2004年12月26日に起きたスマトラ島沖地震(震源地:スマトラ島北西沖。マグニチュード9.1)で20フィートコンテナ換算で200本の救援物資を輸送した実績があるほか、チリやパキスタンでも輸送実績がある。

今回の対象は、日本政府や自治体などの公的機関または各国政府から認定を受けた支援団体が被災地向けに出荷する無償救援物資(危険物や動物など輸送制限品は除く)。商船三井のコンテナ船の海外寄港地で荷物を積み、商船三井の国内寄港地で荷揚げする。要望があれば、自動車船を用いて完成車を輸送することも想定している。

輸送範囲は積み地のコンテナヤードから揚げ地のコンテナヤードまで。荷主と荷受け人の連絡先が明確で、通関手続きや陸上輸送手続きが荷主か荷受け人によって確実に手配されることが条件。運航船のスペース(輸送能力)やターミナルの状況で「荷物の引き受けを調整することがある」としている。

 5月末までに積まれる物資を対象としている。可能な限り原則引き受けるが、被災地の状況を鑑みながら、一定量に達した場合は期限前に締め切る可能性がある。

(山田 雄一郎 =東洋経済オンライン)

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