「僕はなぜ働くのか」ウーバー配達員25人のリアル 専業から半ニートまで、配達員を続ける事情

稼ぐ専業配達員のノウハウ
「正直、報酬体系はまったく気にしたことがない」。こう語るのはバイクで配達する40代のHさん。出勤がなく、起きたらすぐにでも仕事を始められる。時間が自由で融通がきき、仕事中に役所や銀行に行くこともできる点などが、ウーバーを専業としている理由だ。
報酬を気にしないといっても、Hさんの1日当たりの平均収入は約2万円。稼ぐ配達員なのだ。どこで受け取り、どこに届けるかをつねに意識して走行している。地理に詳しく、得意な地域で配達し続けることが重要だという。
注文を拒否すれば、次の注文までの時間が無駄になる。「明らかに金額が少ないと思う注文もありますが、件数を積み上げればクエストも達成できるし、お金も積み上がる」。クエストとは、例えば週ごとや繁忙時間帯に何件など、一定件数の配達を行うことで得られる追加報酬を指す。
「1日の平均は1万7000円~1万8000円ぐらい」。20代前半のKさんも専業で稼ぐ。ウーバーを始めた理由は「好きなときに遊びにいけるから」だ。
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