アマゾン「一番の稼ぎ時」に1万人も解雇する事情 業績の伸びが20年ぶりに大幅に鈍化している

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アマゾンは、本社および技術職の人員削減を計画しているという(写真:M. Scott Brauer/Bloomberg)

アマゾンは、早ければ今週から約1万人の本社、および技術職の人員削減を計画しており、これは同社史上最大の人員削減となることを、本件に詳しい関係者が明らかにした。

このリストラは、音声アシスタント「Alexa(アレクサ)」を含むアマゾンのデバイス部門、小売り部門、人事部門を中心に行われると、公の場で話す権限がないため匿名を条件に関係者が語った。

削減は「チームごと」の可能性が高い

削減する人数はまだ流動的で、各事業が計画を終えるにつれて1度にではなく、チームごとに展開される可能性が高いと、ある関係者は述べている。だが、1万人程度であれば、アマゾン全社員のおよそ3%、時間給労働者を中心とする150万人以上のグローバル従業員の1%未満に収まることになる。

アマゾンが年間を通じて最も安定性を重視する重要なクリスマスのショッピング期間に人員を削減することは、世界経済の悪化が、長年にわたって人員過剰や業績不振に陥っていた事業の整理にいかに早く圧力をかけてきたかを示している。

同社はまた、つい最近まで従業員の離職の防止に努めていたにもかかわらず、解雇に踏み切ることになったハイテク企業の1つとなる。アマゾンは今年、「特に競争の激しい労働市場」を理由に、技術系従業員の現金報酬の上限を2倍以上に引き上げた。

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