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マンション総合保険「不正請求も日常的処理」の闇 漏水事故でなぜか下りないはずの「保険」が下りる

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本人が知らない間に、漏水事故で下りないはずの保険が下りているケースが少なからずある。消費者にとっていいことのように見えるが、業者間で仕組まれた保険の不正システムに巻きこまれている可能性も。

室内を点検する業者と住民の女性
写真はイメージ(写真:zon / PIXTA)

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管理組合が加入するマンション総合保険では、漏水の原因調査と被害者宅の復旧には保険金が下りる。だが、老朽化が原因で事故を起こした加害者宅の配管の修繕工事費用には下りない。

これはマンション総合保険の鉄則だ。つまり加害者は、居室を露出配管がはい回る悲惨な工事をされたうえに、その工事代として100万円前後の支出をも余儀なくされるのだ。

ところが、下りないはずの保険金が下り、いっさい費用負担をせずに済む加害者も少なからず存在する。

マンション総合保険は「特約」もつけられる

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