ディズニーランド、ディズニーシーは休園長引く、電力問題で運営再開の決定時期延びる【震災関連速報】

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ディズニーランド、ディズニーシーは休園長引く、電力問題で運営再開の決定時期延びる【震災関連速報】

日本最大のテーマパーク、東京ディズニーランド(TDL)と東京ディズニーシー(TDS)は当面の間、休園が続きそうだ。

TDLとTDSのほか関連ホテルなどを運営するオリエンタルランドはこれまで、東日本大震災後の運営再開は21日をめどに決めるとしていた。が、その後の電力供給の不安定化などを踏まえ、再開の決定時期を延ばす方針だ。

TDL、TDSのテーマパーク内やホテル内の建物や施設には、震災による大きな損傷はない状況。建物や施設の安全確認作業も終わり、再開できる状態にあるという。液状化現象も駐車場の一部(20~30台の車のタイヤが埋まった)に限られ、復旧作業を現在進めている。また、ディズニーリゾートラインやイクスピアリ、シルク・ドゥ・ソレイユシアター東京も、建物や施設に大きな損傷はないとのことで、現在安全確認作業を進めているという。

運営再開へのネックは電力問題。原発事故に伴う電力量の低減で現在、計画停電が実施されており、テーマパーク内でも一部エリアで停電が起こるなど、安定した運営が難しい状況だ。同社内の自家発電設備は緊急用の補助電源としての機能で、運営再開での使用は難しい。同社では、「計画停電の中でも限定的な運営方法(開園時間の短縮、運営施設の制限など)が可能なのかを検討している」(広報部)。ただ、最終的には被災地域の住民感情も踏まえながら総合的に判断する意向だ。

11日の震災発生時には2つのテーマパーク内に7万人の入園者がいたが、けが人はなかったという。電車が不通となったため、レストランなどの施設内で2万人が翌朝まで過ごした。その間、帰宅できない入園者には飲み物や食事を同社側が支給したという。

(鈴木 雅幸 =東洋経済オンライン)

(写真は被災前の東京ディズニーランド)

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