福島のラーメンチェーン・幸楽苑は営業再開進む、被災地で通常上回る客足【震災関連速報】

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福島のラーメンチェーン・幸楽苑は営業再開進む、被災地で通常上回る客足【震災関連速報】

福島県郡山市に本社を置くラーメン店チェーンの幸楽苑。14日時点での営業中止店舗は100店だったが、18日時点では70店に縮小した。一言でいえば、「これ以上悪くなることはない。だんだん良くなっている」(経営企画室)状況にある。

営業している店が、さまざまな支障を抱えていることに変わりはない。ガソリン不足で食材配送は滞りがち。被災地では人材の確保も難しい。一部の店では機器の不具合もある。そのため、多くの店が営業時間の短縮やメニューの限定、テークアウトのみにするなどの制限営業を余儀なくされている。

しかし、仙台のある店ではラーメンを求める客がひきもきらず、通常よりはるかに多い日販を上げているという。被害を受けた福島工場でも、ベース(たれ)のラインが復旧済み、製麺ラインが今週中に復旧予定、ギョウザラインは来週に復旧予定と、復旧に向けた取り組みが加速している。

高橋 志津子 東洋経済 記者

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たかはし しづこ / Shizuko Takahashi

上智大学法学部国際関係法学科卒。東洋経済新報社に入社後は、会社四季報、週刊東洋経済、ムック、東洋経済オンラインなどさまざまな媒体で編集・執筆を手掛ける

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