近鉄エクスプレスは関東圏の施設被害軽微だが貨物搭載や陸運に遅延影響【震災関連速報】
国際航空貨物混載(フォワーダー)2位の近鉄エクスプレスは、成田空港をめぐり千葉県成田、原木地区に物流拠点群を置いており、不透明な計画停電の行方に日々困惑しているもようだ。
会社側によると、震災翌日の12日午前には成田空港の離発着が一部再開したものの、貨物の搭載業務は不安定化。14日から始まった計画停電は、同日夜に原木地区で実施されて以降、結果的に実施されずに済んでいるが、停電計画の有無は前日になって知らされているのが実情。陸運も燃料不足やトラックの運行制限などの影響を受け始めている。ただ荷主側の工場等がストップしていることもあり、遅延しつつも大混乱や全面的な業務停止は回避できているという。
しかし、本日17日も大規模停電の可能性から社員に帰宅命令が発せられるなど、他の企業同様、本社機能にも影響が出ている。当面の業務は計画停電の動向に振り回されそうな気配だ。
(内田 史信 =東洋経済オンライン)
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