ロームはLSI生産の宮城工場が依然、操業停止状態【震災関連速報】
ロームは、東日本大震災の影響を受け、LSIを生産するOKIセミコンダクタ宮城(宮城県黒川郡大衡村)を含む2工場で、操業停止が続いている。
OKIセミコンダクタ宮城では、携帯電話やPC等向けLSIの、多品種少量生産を行っている。建屋および設備に被害はないものの、電気と水が復旧しておらず、生産ができない状態にある。ロームの京都本社工場とローム浜松(静岡県浜松市)での代替生産を決定した。「プロセスの移行を始めているが、(17日15時時点で)代替生産は開始していない」(広報)。
同じく、操業を停止しているロームつくば(茨城県つくば市北原)も、設備等に損壊は見られないが、工業用水が復旧すれば、週内にも生産を再開できる見通し。ロームつくばでは、PCやテレビ等向けに、トランジスタやダイオードを生産している。
(前野 裕香 =東洋経済オンライン)
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