出世する人は「人事規定」を読み込んでいる

制度に込められたメッセージをくみ取れ

皆さんの会社には、人事制度があると思います。特にその中でも、評価・報酬制度は、働く者としてはいちばん気になるところです。この評価・報酬制度に対して、社員の皆さんの不満が非常に多いのです。

「評価制度に不満」な人は、要領が悪い?

ある不動産販売会社で高い営業成績を上げている人から、次のような話を聞きました。

「会社は成果主義だと言いながら、ボーナスのうち、個人業績が反映される比率が60%しかない。チーム評価なるものがあり、チーム目標が未達だと、自分は目標を達成しても40%部分のボーナスは減額される。これでは能力が高く、やる気のある営業マン(自分のことを言っているのでしょう)のモチベーションが下がる」ということでした。

さらに「グループには、1~2人は、なかなか成果を出せない人がいるもの。その人たちが足を引っ張り、上司もチーム目標達成のため数字が未達の人のサポートに回りがちになり、最後は目標を達成するために、成果の出せるほかのメンバーに営業数字のシワ寄せが行く」「個人目標を大きく上回り、できない営業の数字をカバーすれば、それはそれで評価もされるが、グループ評価の存在は理解できない」とも言っていました。

こういった不満は、皆さんも耳にしたことがあるのではないでしょうか? しかし、断言しますが、こういう不満を持っていると、組織で出世することは難しくなります。営業マンとしても、ある程度は成功するでしょうが、ストレスを抱えて続けるため、楽しく仕事をできないでしょう。

ここではまず、「なぜ自分の会社はこのような人事評価制度を作ったのか?」を考える必要があります。それを会社の視点、経営者の視点から考えるのです。

次ページ要領の悪い人は、視野が狭い
キャリア・教育の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • ミセス・パンプキンの人生相談室
  • 「米国会社四季報」で読み解くアメリカ優良企業
  • なにわ社長の会社の磨き方
  • 岐路に立つ日本の財政
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
背水のフジテレビ<br>500日の苦闘

日枝会長が退き宮内新体制が発足してから1年半。増益に転じたが視聴率は低迷を続ける。長寿番組の打ち切りが象徴する大胆な編成改革に加え、組織もコストも抜本的に見直した。背水の陣を敷く同社の人間ドラマを追う。