「今日、何してた?」が夫婦喧嘩の地雷になる理由 男性の「スペック確認」vs女性の「警戒スイッチ」

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一方、男性たちは、スペック確認せずにはいられない。こちらは、狩人や戦士の末裔である。自分の縄張りに何か見慣れないものがあったら、それが何か、いつからそこにあるのかをすばやく確認しないと、危なくてしょうがない。

だから、夫たちは、本当によく「これ何?」「どうして、ここに置いてあるの?」「どこに行くの?」「何時に帰る?」などなど、質問をしてくる。

素直に答えてあげればいいわけだけど、妻のほうは、警戒スイッチが作動するので、そういうわけにもいかず、両者は、苦々しい思いで対峙することになる。

リアルでも「いいね」ボタンを使おう

というわけで、先の新しいスカート問題について。こういうときは、「いいね」と言えばいい。「それ、いいね」。

そうしたら、「でしょう? 今日、○○のバーゲンで、なんと、○○円で買ったの」と教えてくれる。「いいね」1つで、3つのスペックを一気に確認できるのである。

女性は共感してほしい、男性はスペック確認したい。その両方の願いをかなえる「いいね」。SNSで「いいね」ボタンを押すような気軽さで、リアル対話でも使ってみてほしい。

そして、妻たちは、夫のことばの裏読みをやめよう。夫たちの質問は、5W1H以外も、びっくりするほど、ただのスペック確認なのである。「おかず、これだけ?」と言われてもムカつかなくていい。

たいていは「このおかずで、ご飯、全部食べ切ればいいんだよね」という意味なので、「そうよ。足りなかったらふりかけもあるけど?」と言ってあげればいい。まぁ、たまさかクレームだとしても、同じ回答でよくない?

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