大陽日酸は仙台の子会社工場が被災で復旧見込み立たず、今後は計画停電を懸念【震災関連速報】

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大陽日酸は仙台の子会社工場が被災で復旧見込み立たず、今後は計画停電を懸念【震災関連速報】

工業用ガスの国内首位メーカー、大陽日酸は15日、宮城県仙台市内にある子会社の生産拠点が、東日本大震災に伴う津波で大きな被害を受け、操業を停止していると発表した。復旧のメドは立っていない。

同拠点は酸素や窒素などの工業用ガスを生産していた。地震に伴う大津波によって3メートル近くの高さまで浸水。生産設備に壊滅的な被害を受けた。一方、この拠点も含めて大陽日酸グループ従業員への人的な被害はなかった。

このプラント以外に大きな被害を受けた生産拠点はなかったようだ。ただ、今後の懸念は計画停電。生産設備を細切れに動かすことは難しく、人命にかかわる医療用ガスや重化学工業などにおける二次災害を回避するための保安用ガスの供給に支障が生じないかどうか、同社では懸念している。

(武政 秀明 =東洋経済オンライン)

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