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「魚が獲れない日本」を外国のせいにする人の盲点 漁業の歴史を知らないから他国を非難してしまう

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  • 片野 歩 Fisk Japan CEO/東京海洋大学 特任教授
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資源管理の不備によって、公海上の漁場が崩壊に至った例もあります。200海里漁業専管水域が設定された後、スケトウダラ漁でアメリカ海域から追い出された日本船を主体とした韓国、ポーランド、ロシア、中国の各船団は、ベーリング海の公海上に、通称「ドーナツホール」と呼ばれるスケトウダラの新漁場を発見しました。

崩壊した公海上のスケトウダラ漁場

青色の部分が公海上に発見されたスケトウダラの好漁場 (出所:水産研究・教育機構)

1986~1990年の間に、日本漁船を主体にスケトウダラの漁獲量が急増しましたが、1992年には激減。1994年以降、各国はその漁場を禁漁とし現在に至っています。

同漁場の資源はアメリカやロシアで獲れるスケトウダラ資源と関連します。公海上のスケトウダラ漁場を禁漁にすることで、両国は自国の資源を守ることができて、現在の漁業の繁栄につながっています。

資源管理の不備が公海上の漁場を崩壊させた例。最も漁獲量が多かったのは日本漁船(出所:水産研究・教育機構)

一方で、同じようなケースで、国際資源であるサンマでは、公海の漁場を放置してきました。このため他国漁船の進出を許してしまい資源が激減。日本への来遊も激減してしまいました。歴史に学びたかったところです。

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【世界的に有名な資源崩壊】

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