社員が「大量に退職」ツイッターは継続できるのか 優秀な社員を引き止めるための説得も
「自分に報告する誰か(部下)が優れた仕事をしているとか、与えられた役割が不可欠であると虚偽の主張をする管理職は、リモートかどうかにかかわらず、会社から退場させられる」と彼は書いている。
マスク氏のチームは、ツイッターの運営の要となる、退職するか決めていない従業員ともミーティングを開き、残留を説得しようとしたと3人が話している。マスク氏は説得の際、自分は勝つ方法を知っており、勝ちたい人は自分に加われと言ったと、関係者の1人は語る。
この際、一部の社員はサンフランシスコのオフィスの会議室に召喚され、他の社員はビデオ会議で呼び出された。午後5時の締め切りが過ぎると、電話をかけてきた何人かは電話を切り始め、マスク氏が話し続けているにもかかわらず、帰ることに決めたようだったと、その会議に詳しい2人の人物が語った。
スラックにあふれる辞意のメッセージ
中にはきわどいジョークを飛ばす従業員もいた。ツイッターのニューヨークオフィスでは、共有スペースの巨大テレビに、同社のエンジニアがマスク氏の会社に関する発言を訂正したスレッドが映し出された。その後、マスク氏はそのエンジニアを解雇している。
スラックでは、他の従業員が辞意を表明し始めた。彼らの別れのメッセージは、雪崩のような敬礼の絵文字で迎えられた。
「ここで多くの友人に出会った」と、ある社員は書いている。「そして、つねにtwtrでのいい時間を覚えているだろう」。
今月、ツイッターの従業員は、正式に解雇を通告される前に、同社の電子メールと社内メッセージングシステムへのアクセスを失った。対照的に、退職した従業員は、退職すると言った数時間後にもまだ社内システムを使用することができたという。
(執筆:Ryan Mac記者、Mike Isaac記者、David McCabe記者)
(C)2022 The New York Times
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