社員が「大量に退職」ツイッターは継続できるのか 優秀な社員を引き止めるための説得も

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FTCの広報担当者は、本記事へのコメントを拒否した。同庁は以前、「ツイッターの最近の動向を深い懸念を持って追っている」と述べていた。マスク氏は、個人情報保護協定を遵守する予定だと述べている。

ツイッターの元消費者製品責任者であるジェフ・セイバート氏は、同社の状況を「悲しい」「残念だ」とし、マスク氏のリーダーシップがユーザー、広告主、従業員に「混乱」を引き起こしたと述べた。プラットフォーム上でのハラスメントや誤報に長年取り組んできたツイッターは、「10年間、大混乱の中心にいた」と同氏は述べている。「ツイッターはこれ以上のドラマを必要としない企業だ」。

マスク氏を批判した従業員を複数解雇

17日の朝、2人の従業員とニューヨーク・タイムズ紙が見たログによると、ツイッターの内部メッセージングシステム、スラックは比較的静かに見えたという。マスク氏のチームは今週、自身や同社を批判するメッセージやツイートに目を通し、15日に約22人の従業員を解雇する事態に発展していた。

17日の午後、マスク氏はメールを送り、その中で在宅勤務に対する姿勢を和らげるような発言をした。同氏は以前、ツイッターの全従業員は少なくとも週に40時間、オフィスに出社して仕事をしなければならないと述べていた。

だが、本紙が閲覧したメモの中で、マスク氏は、「リモートワークについて承認に必要なのは、あなたの上司が、あなたが優れた貢献をしていると責任を持って確認をすることだ」と書いている。

このメールが届いたのは、ツイッターの元従業員が、マスク氏の新しい方針は障害者労働者を差別していると訴え、同社を提訴した数時間後のことだった。その数分後、同氏はスタッフに別のメールを送り、マネジャーが従業員の在宅勤務を隠れ蓑に、嘘をつかないようにする責任があると述べた。

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